友人に誘われて久しぶりに中山競馬場に行くことになった。
友人の馬が走る。
脚本家の横沢丈二くんとラジオ番組のアシスタント・佐々木信子さん。
横沢くんは、グリーンチャンネルの「競馬場の達人」に、オレが出演したときに、福島まで同行してくれて、一人で馬券を当てていた奴だ。
番組では、ゲストのオレよりも目立っていた。
佐々木さんは、初めての競馬場。
友人・西川かたしさんに誘われて、横沢くんたちとパドックへ。
「西川さんの馬が可愛い」と、興奮気味に帰ってきた。
中山の第4レース。
障害戦に2枠2番で登場したアドバンスヘイロー。
スタンドで見ていても、馬が好調なのが分かる。
「西川さん、久しぶりに、オレも綱とりが出来るかも」と。
11時45分スタート。
ヘイローは快調に逃げる。
スタンド席のオレたち全員が、逃げ切ることを願って第4コーナー。
脚色は衰えない。
直線で、一番人気のシュヴァルツシルトが迫ってくる。
後、150メートル。
外から追い込んできたシュヴァルトに交わされる。
あ、負けた。と思った瞬間、ヘイローは内から差し返したのだ。
見事1着。
馬券が当たったことよりもヘイローが勝ったことが嬉しい一行は、スタンゴ横の記念写真撮影場所に向かう。
「こんなこと初めて。うれしい。私の顔を見てヘイローちゃんが勝つからね、と言っていたんです」と、泣き出してしまった佐々木さん。
生まれて始めていった競馬場で、馬主にパドックに連れて行かれ、真近で馬を見て、その馬が1着でゴール版を過ぎる。
佐々木さんは、自宅に帰っても思い出しては泣いているのかもね。
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