肝臓ガンで亡くなった歌手・島倉千代子さん(享年75)の葬儀・告別式に参列させていただいた。
東京・青山葬儀所。
「この世の花」「りんどう峠」「からたち日記」「愛のさざなみ」など、ヒット曲が流れる中、しめやかに行われた。
亡くなる3日前、11月5日に自宅で収録したという最後の肉声を聞くことが出来た。
「私の部屋の中にスタジオができて、私はできる限りの声で歌いました。自分の人生の最後に、もう2度と見られないこの風景を見せていただきながら歌を入れられるって、こんな幸せはありませんでした。人生の最後に素晴らしい、素晴らしい時間をありがとうございました」と、話す島倉さんの声に力は無かった。
ご本人も、死を覚悟していた録音だったのだろう。
お人よしで、可愛くて、みんなに愛された島倉さんは、ホントは強い人だったんだと思ったね。
来年発売予定だった60周年記念曲「からたちの小路」の収録も行ったそうで、その曲も聞かせていただいた。
島倉さんと姉妹のように仲が良かった歌手・石川さゆりさんの弔辞に涙がこぼれた。
多くのファンも駆けつけていたし、印象的だったのは、葬儀所の反対側の道で、「島倉千代子さんありがとう・・・」と一文字ずつ書かれたパネルをかざしている大勢のファンがいたことだった。
祭壇の紫の着物を着た遺影は、昨年12月31日のテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」で着ていた着物姿だそうだ。
そのときは、おおとりで「この世の花」を歌い、フィナーレで出演者と「人生いろいろ」を歌っていた。
あのシーンが甦った。
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