歌舞伎俳優・市川猿翁さん(73)が、京都・南座の「吉例顔見世興行」の初日の舞台口上に車椅子で出演した。二代目市川猿之助、息子で俳優・香川照之さんの九代目市川中車とご自分の二代目猿翁の襲名最終興行だ。
肺炎などの病気で体調を崩している猿翁さんだが、役者魂だけは健在で、舞台に立ちたいと思い続けている気持ちは良 く分かる。
しかし、あのスーパー歌舞伎のヒーローの現在の状況を見せる必要があったのだろうか。11ヶ月ぶりの舞台出演の心境を甥の猿之助さんが代読。「ご挨拶が叶い。まことに嬉しく思います」と、書かれていた。出演は、猿翁さんの思いだろうが、健康な猿翁さんを知っているオレとしては見たくない姿だ。
香川さんの息子・團子くんは、学業優先で、この舞台にも出演していない。息子を歌舞伎役者にしたく、母で女優の浜木綿子さんや妻・知子さんの反対を押し切ってしまった香川さん。「ドラマは香川、歌舞伎は中車」という中途半端に歌舞伎に顔を出す生き方に、先輩歌舞伎役者の批判も多いと聞く。團子くんを歌舞伎の世界に引き入れた以上は、歌舞伎役者として育てている姿を見せて欲しいな 。
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