テレビドラマ「ザ・ガードマン」や山口百恵さんの「赤いシリーズ」など60年間も芸能界で活躍してきた俳優・宇津井健さんが、慢性呼吸不全で、名古屋の病院で亡くなった。82歳だった。
1年ほど前に肺気腫という診断を受け、知人の医師がいる名古屋市内の病院で通院治療を続けてきたが、1週間前に容体が急変、14日午後6時5分に帰らぬ人になってしまった。まじめで努力家だった宇津井さんは、役が決まると、その役を演じるために本格的な修行も積んで臨んでいたという。
06年に最愛の妻・友里恵さん(享年74)をすい臓がんで亡くしたときも、周囲に妻の死を伏せて撮影に参加していた。
そして、あまり知られていないが、芸能人として始めて銀行の長期ローンが組めたのも宇津井さんが最初だった。大きな収入を得られる芸能人だが、サラリーマンと違い、明日のことは分からない家業。なかなか銀行がローンを組んでくれなかった時代にドラマ「ザ・ガードマン」シリーズ主演のお陰でローンを組むことが出来た。いまは、ローンを組んでいる芸能人は多いが、そのハシリが宇津井さんだった。
乗馬が趣味で“日本のお父さん”といわれた宇津井さんを、もうスクリーンやテレビの再放送でしか見ることが出来なくなった。ああ、合掌。
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