「お前の子守歌」を歌う浜博也さん(53)がゲストだった。
テレビ番組「11時に歌いましょう」で、グランドチャンピオンになって、作曲家の鶴岡雅義さんにスカウトされた。
「東京ロマンチカ」の3代目ボーカルとして芸能界にデビューする。
「給料は安かったですが、事務所の出世部屋に住まわせてもらって」とういう部屋は、「8.for you・・」「桃色吐息」を大ヒットさせた高橋真利子さんが済んでいた。
「とにかく、乗る列車は、すべてグリーン。公演はすべておぜん立てされていて、終われば宴席。自分を中心に世の中が回っている、と勘違いしてしまった」とこど、3年目に、突然の解雇通告。
それだけ、尖っていたのだろう。
「まだ若いから地元(山形)に帰ってやり直せ。もう、クビ」と。
地元には、すでに後援会も出来ていた。
「天狗になっていた。しかし、帰れないですよ」と思う彼をマネージャーが助け舟を出した。
「修行をしてやり直せ」というアドバイス。
進められた先は、埼玉のスナック店長。
「店長とは名ばかりで、お客さんの注文でカラオケを掛けたり、ウエイターをしたり、トイレ掃除もしました」2年間。
屈辱も味わった。
スナックの表には、ロマンチカの3代目ボーカルの店と書かれていて、ファンも通っていたようだ。
「ステージで歌っている頃のご祝儀は1万円とか2万円。しかし、このスナックでは、ティッシュにくるんだ1000円。このときの1000円が嬉しかった。給料は10万円でしたからね」と、当時を思い出す。
そして2年後、ロマンチカに復帰する。
中抜けも含めて12年のロマンチカ生活。
いまから20年前にソロ歌手になった。
「オレの声は、ファンをつかめない。だから売れない」と、引退も考えた。
次に何をすればいいのかも分からない。
そんなときにグループサウンズの曲をつなげ、覆面歌手「マイクははなさ~ず」として歌った。
これが見事にNO1に。
「オレの声も受け入れられるじゃない」と思って、歌手を続けることになった。
「続けて来てよかった。聞いてくださるファンの方がいる限り、歌い続けます」と言った浜さんに、あの驕りはなかった。
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