珍しく福岡行きも東京行きも予定通りに飛んだという奇跡。
途中に揺れがあって、これも数少ない現象だが、飛行機が遅れなかったのが本当に珍しい。
ところが、こんな日は、誰もオレに付き合ってくれない。
誰か一人ぐらいは、銀座か新橋、浜松町辺りで飲んでいるだろうと、メール&電話を掛けた。
最初は、男性誌週刊誌の記者。
「たったいま、新宿歌舞伎町に着きましたよ。来ます」と。
まずは、遠いから辞めよう。
次の女性週刊誌記者は「家に帰ってきてしまいました。この近所なら」と言われたって、行くことは出来ないよ。
家族との団欒なのだから。
次は「人形町で飲んでます。銀座には行かないけど、おいでよ」と。
ここも遠い。
彼が電話を代わった。
ステキな女性の声で「私、分かりますか?来てくださいよ」と。
オレは分からなかった。
「祐華です」と明るい声。
飲み友達の祐華ちゃんだったが、場所が違う。
ホントは、総武線の亀戸駅近くにある「蔵」と言う居酒屋で、往年の歌手、松島アキラさんが飲んでいて早い時間から誘われていたのだ。
昭和39年だったかな「湖愁」と言う歌で一世を風靡。
スピッツの愛称で若い女性のアイドルだった。
あれから40年以上。
ファンも松島さんもオレも年を取った。
6時から飲んでる人に、8時を過ぎて「今から行きます」とは、言えなかったね。
で、結局、9時過ぎには自宅にいた。
カミさんが「何でこんなに早いの」と言っていたな。
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