全日空の機内誌「翼の王国」の9月号が、座席前に置かれたばかりだが、その中に、いま問題になっている「東京五輪」のエンブレムが、企業のイメージ広告として掲載されている。
経費をかけて刷り直すと思えなっから、1ヶ月間は、このエンブレムを見せられることになるのだろう。
五輪組織委員会が発表して1ヶ月半で起こった制作者・佐野研二郎さんの盗作騒動。
出るは出るは、で、ついに白紙撤回になった。
遅い感じが否めない。
もっと早く、撤回してもいい問題だった。
新国立競技場もそうだが、誰も瀬金員をとる人がいないからグズグズになってしまう。
一般企業ならありえないこと。
どうせ、根底には「廻って来るお金」という、官僚体質が覗ける。
競技場も公式エンブレムも経費の無駄遣いになっていて、誰かが責任を取らなきゃいけないだろう。
ベルギーの劇場のロゴを作ったデザイナー・ドビさんの指摘から始まった問題は、現在裁判になっている。
ドビさんは「白紙撤回は嬉しいけど、佐野氏が、私が作ったロゴマークを盗作した疑惑は解消されておらず、あくまで裁判ではっきりさせる方針で訴えは取り下げない」と言っている限り、ロゴマーク入りの印刷物で使用している全日空も、雑誌を刷りなおさないと訴訟対象になってしまうかもしれないね。
五輪エンブレム以外でも数々の疑惑が持ち上がってしまった佐野さんの今後は、STAP細胞の小保方靖子さんや聴覚障害を乗り越えた「現代のベートーベン」と囃し立てられた佐村河内守さんの曲にゴーストライターが付いていて世間をだましていたことよりも、はるかに悪質。
もう立ち直れないだろうな。
いままで、稼ぎまくってきたからいいか。
これからは、誰も、彼にデザインを頼む人はいないだろうと思う。
それに、今回、組織委員会が行ったロゴのコンペで、過去のデザイン賞の受賞者を対象にしたことも大きな問題だ。
受賞した人の作品が全てすばらしかったかと言うと、ここにも人脈や権利が渦巻いている世界。
だから、選考過程も秘密裏に行われた。
もっと、オープンにして、誰でも参加できるコンペにして、専門家が選んだ100作品を一般の人に投票させるぐらいのことがあっ
てもいい。
動物園の赤ちゃんに名前を決めるのだって、もっとオープン。
こちらには、利害関係がないからね。
やはり、組織だったり公務員のすつことは“ゼコイ”佐野さんの賞金は100万円(受け取れない)だったようだが、その背景には、係わった大勢の人の懐が潤うようになっていたのだろう。
ホントに不愉快。
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