プロ野球のキャンプが、各地で本番を迎えているが、スポーツ紙の一面は、覚醒剤で逮捕された清原和博容疑者の話題ばかりだ。
スポーツ紙記者は「清原を一面にしていると駅売りが完売するんですよ。家だけじゃなくて、どのスポーツ紙も笑いが止まらないぐらい売れている」と言った。
例年なら、ドラフト1位の選手や新監督、チームの主力選手が一面を飾る。
関東なら巨人、関西なら阪神、福岡ならソフトバンク、北海道は日本ハムとだいたい決まっていた。
それが、どんなに話題を持っている選手でも裏一面が最高だ。
清原容疑者一人に、プロ野球のキャンプ報告が、変えられてしまっている。
プロ野球界の大スターだった清原容疑者が、プロ野球全体の話題を潰してしまっているのだ。
選手にしてみたらたまったもんじゃない。
元選手してプロ野球界を盛り上げていかなきゃいけない代表的な人が、プロ野球のイメージを壊し、キャンプの話題も消してしまっている。
はらわたが煮えくり返っている球団関係者の選手もいっぱいいるだろうね。
これじゃ、清原容疑者は、二度とプロ野球の世界には戻れないだろうな。
「しっかり薬を抜いて、10年たったら戻って来いよ」と、励ましている人もいるようだけど、10年たったら彼も58歳。
やっぱり戻る場所は無い。
元西武ライオンズの先輩で、清原容疑者が巨人に入団した頃にはコーチをしていた西岡良洋さんが「西武時代はホントに素直な青年だった。よく飲みにも行ったけど、巨人に移籍してからは、周囲の交際相手が変わっていてビックリした」と言っていたぐらいだから、その頃から清原容疑者に変化が生まれていたのだろうね。
元巨人の同僚で、2006年に覚醒剤で逮捕されたこともあった選手が「自分は清原容疑者に対して薬の仲介的なこともしていた」とテレビワイドショーの取材に応じ、「清原容疑者が、覚醒剤をやっていたのはチームメートもみんな知っている」と証言。
球場内で覚醒剤の受け渡しが行われてあいた事もあったようだ。
これじゃ、当分スポーツ紙の一面は清原問題だね。
清原容疑者の罪は、覚醒剤だけじゃなく、キャンプの話題を潰してしまった責任もある。
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