スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。
オレの宝物が壊れた。

息子に欲しがられても渡さなかったもの。

柏・そごうに修理に出した。

部品交換以外で6万円も掛かるという。

一つでも部品は損傷していると、それによって値段が変わるとも。

で、自宅には、腐るほど安物の時計があるが、全て電池が切れていて使える時計が無い。

新しい高級時計も買えない。

かといって、安いものは沢山ある。

二つを持って時計屋に行くとなったら、カミさんが「私の時計も電池がなくなっているの。換えてきて」と。

カミさんのはティファニー。

これも古いものだ。

結婚して数年目のプレゼントだった。

ハワイに取材に行ったオレは、カミさんに時計をプレゼントしたことがあった。

実はティファニーの偽物。

路上で買った粗悪品だった。

カミさんは、その時計を大事にしていて、出掛けるときだけに身に付けていたのを見た。

嘘とはいえ無い。

当時のオレの収入からすれば大した金額じゃなかったのに、そんなところでケチってしまうセコイオレがいる。

で、本物のティファニーを買うことにした。

海外に行ってプレゼントを買ってきて“実は”と渡したかった。

カミさんはビックリしていたけど、本物が手に渡った瞬間だった。

もちろんその後は、偽物を渡したことが無い。

オレは、彼女の部屋を覗いたことが無いから分からないけど、オレのプレゼントは、使わないでしまってある。

使わなきゃ意味が無いのに、なんで使わないのかな。

オレのプレゼントが気に入らないのかな。

大昔「週刊女性」の編集者時代、Sという先輩が、オレにいろいろな人を紹介してくれた。

記者だから多くの人を知っていた方がいいという思いもあった。

信じられないでしょうが、ヒゲの殿下・寛仁親王(享年66)が、Sさんを訪ねて、会社の前の居酒屋にまで足を運んできたこともあった。

「ビンちゃん会う」なんて誘われたこともあったが、取材に行くつきに顔だけ拝んで出かけたこともあったし、銀座で「○○宮の子孫」と名乗る男性とも飲んだことがあった。

その中の一人に、高級宝石店の男性がいた。

ふたりはかなり親しそうにしていた。

Sさんは、2回会ったら20年の友達になれるタイプの人だ。

そのSさんから借金の申し込みがあった。

つい最近、我が家の仏壇に50万円の借用書があったから、50万円だったのだろう。

Sさんは、そのダイヤの指輪を「担保にするから、貸してくれ」という。

オレにも紹介した宝石屋の仕事を手伝って代償で貰ったもらったものだという。

ところが、このダイヤが、キュービックジルコニアだったのだ。

カミさんに渡してから約30年。

カミさんが取り出して、人に見てもらって分かったもの。

Sさんは「ビンちゃん。そんな古い話をしないでよ」と、笑い話になってしまっているけど、「そごう」に電池交換で持っていった時計は、機械の内側を撮った写真は添付されていて、本物でよかったよ。

電池交換でも、本物かどうかなんて簡単に分かっちゃう。

これを機会に身の回りにある偽者は捨てよう。

恥ずかしい。
2016/02/19(金) 11:07 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。

COMMENT FORM

以下のフォームからコメントを投稿してください