兵庫・尼崎で、友人の読売テレビの情報局センター長が、オーケストラのコンサートに参加するという。
人生で、オーケストラと言う演奏会に行ったことがなかったオレだが、友人がbassoonを担当するというので聞きに行くことにした。
尼崎のアルカイックホール。
大きな会場は、ほぼ満員。
高谷光信さんの指揮の下約60人が各パートを担当する。
Cドビッシー「牧神の午後への前奏曲ホ長調 作品86」を10分、休憩15分と言われても初めてだから分からない。
前の方の席にいたが、メンバーが見えない。
2階席の一番左の前列が開いていたので、そこに座り直した。
ステージが良く見える。
友人も中央で演奏している。
そして、Gマーラ「交響曲第7番“夜の歌”ホ短調」が約80分続く。
「今のうちにトイレを」と言う場内アナウンス。
「え、80分」と思ったけれど、これが短いぐらいに感じた。
友人が担当したオーボエ、バイオリン、チェロ、バス、ハープ、ヴィオラ、ホルン、ファゴット、マンダリン、ギターなどの奏者が見える。
なかでも、中央おくでティンパニーを叩く女性がやたらかっこよく見えたし、フルートの音色も良く聞こえた。
トライアングル奏者は、時々立ち上がって音を鳴らすが、この音も澄んだ音色だった。
「ソノリテ」の30回の記念講演だったらしいが、また聞きに行きたくなるほど感激した。
この日は、コンサートマスターや奏者の動きや、楽器の音色に興味を持って楽しんだが、次回は、じっくりと曲を聴いてみたい。
ただ、オレの友人が担当したオーボエは、良く聞こえなかったけ
ど、オーケストラには大切なパートなんだろうな。
とにかく、映画にいっても寝てしまうオレが、初めてのクラシックに興奮を覚えたのだから、オーケストラと言うのは凄い魅力を持っているのだ。
知らなかったオレが、存していたような気がするね。
それにしても、みんな素人じゃないよね。
友人は、本職があるからプロじゃない。
そして、演奏会が終了して、指揮者が、数人を紹介する。
これもカッコいい。
友人も紹介されていたから、オーボエの責任者なんだろう。
最後は全員でご挨拶。
指揮者がステージから消え、再び登場して、改めて奏者を紹介。
数回繰り返され演奏会は終わったが、その瞬間に、もっと聞きたい、観たいと思った。
次は、望遠鏡を持参しようかな。
奏者の表情が良く分かるように。
COMMENT FORM