この日のゲストは新曲「人生天国」を歌う島津悦子さん。
とにかく元気で明るい人だ。
彼女といると元気がもらえる。
だから、彼女の周りには人が集まる。
女性演歌歌手だけの飲み会も主宰している。
男性は、マネージャーでも参加できない。
「美人歌手の会」だそうで、酒が好きな悦ちゃんらしい。
年末にゲストで来てくれた歌手の花咲ゆきみさんも、オレのラジオの出演する二日前に開かれた飲み会の話を楽しそうにしていたもの。
悦ちゃんは「人妻の会」なんて結婚している演歌歌手の会も開いていた。
オレが行きつけの福岡・博多駅前の「てっ平」で一緒に飲んだ仲でもある。
悦ちゃんは、福岡空港の3階にあったカウンターだけの居酒屋が好きで、この店には、いつも彼女の新曲ポスターがはってあった。
空港の改装で、すでにお店はなくなっているが、オレが案内した「てっ平」の鯖刺しを気に入ってくれて、近くまた行ってくれるという。
お店には前作「鶯~うぐいす」のポスターが貼ってあって、オレのボトルには、悦ちゃんのステッカーが張ってある。
そのボトルには、すでに30本近く継ぎ足している。
デビューして28年。
「歌手になりたくて静岡のバス会社でバスガイドを始めたんです」は、悦ちゃんが18歳のとき。
鹿児島からの上京だった。
静岡でも上京と言うのかな。
2年間務めて自費出版で歌手になった。
「この頃のキャンペーンで嫌な思いを一杯したから。それが生かされている」と、笑っていたが、当時は、飲食店のキャンペーンが多かった。
「酒を注げ」「踊ろう」と、声をかけられ、断ったら目の前で、サイン色紙を破られたり、買っていただいたレコードを床にたたきつけられたこともあったらしい。
「レコード店の前に置いた林檎箱で歌ったこともありましたが、いい思い出ですね」。
高速道路のインターチェンジで、観光バスに乗り込みキャンペーン。
「学生の乗ったバスには声をかけませんが、年配の方々が乗ったバスを探して、キャンペーンをしました。1ヶ月以上自宅に帰らずにバスキャンペーンを続けたこともありました。東京から北は北海道、南は鹿児島まで行きました。私はバス移動。マネージャーが車で着いてきてくれて。乗れるバスが無くて何時間も待ったこともありましたね」と。
今月末に、また「てっ平」で会えることが楽しみだ。
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