この日のゲストは「風の中のクロニクル」を歌う多田周子さんだった。
兵庫県生まれ、京都芸術大学の声楽家を卒業して歌手の道に進んだ。
学生時代は、関西を中心にリポーターなどの仕事をこなしていたが、音楽活動に進む道を模索してきた。
「ドイツ語を習っていたので、ドイツ語の歌で卒業しようと思っていました。しかし、先生から『あなたの歌は、ドイツ語は分かるけど、心がこもっていない。それでは卒業できない。日本人なのだから日本の歌を歌いなさい』と言われ、めから鱗でした。アカペラで『ふるさと』を歌って卒業できました」と言う彼女の歌声は、伸びがあって爽やか。
日本を代表するような童謡や唱歌などをライブなどで歌ってきた。
昨年11月、秋元順子さんを世に送り出したプロダクションにスカウトされデビューすることになった。
「歌手を続けている以上は、自分の歌が持ちたかった。歌謡曲でも演歌でもない叙情歌。そんな歌を歌ってみたかったから、即、Okしました。いまは、楽しい毎日」と、デビューしてからは、月い一度は、東京・赤坂のライブバー「LADYBIRD」で月に一度、金曜日にライフを開いている。
「毎回満員になるんですよ。これからは、月に2回になりそうです」と言った彼女は、底抜けに明るい性格だ。
彼女の歌声を聞いていると、日本語の美しさを感じてしまう。
流行歌のpCDが売れなくなってしまったいま、彼女のような癒し形の声のCDの時代かもね。
彼女の歌声を聞きながら眠ると、いい目覚めが出来そうな気がするんだけど。
いつもは、テレビのスリープタイムを掛けながら寝るんだけど、これからは、彼女のCDを書けながら寝てみよう。
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