6年間続けてきた東京のレインボータウンFM「石川敏男の勝手に応援団長」が、幕を閉じた。
オレの身勝手な理由で、降板することになったのだが、6年も続いていたことを考えると、来週から淋しくなるかもね。
八代亜紀さんから始まって小金沢昇司さんまで約300回。
複数回出演していただいた方もいらっしゃるから、約100人の演歌歌手とご縁が出来た。
歌手の皆さんの人柄に触れて、改めて何処かの雑誌か新聞で、また「隠れたスター」とか「もう一つの芸能界」というコラムを書かせてもらいたいな。
そして、一番残念だったのは、週刊誌記者時代に、ホントに親しくさせていただいた歌手には出演していただけなかったことだ。
山本譲二さんのようにいつでも参加してくれる人もいれば、「家の歌手はマイナーなところには出演しません」と、断ってきたマネージャー。
歌手が言っているとは考えたくないけど、売れるまでの苦労をずっと見続けてきたし、タイミングよく大きな記事にして歌のヒットにつながったこともある歌手だっている。
水森かおりさんや三山ひろしさんのように現役で「紅白」に出場している歌手だって出演してくれた。
事務所も含めて歌謡曲が売れないことを嘆くよりも、マイナーと言わずに、そこにも歌謡曲ファンがいることをお忘れなく。
世話になったのは、アシスタントしてくれたみなさんだ。
いまは、結婚して名古屋でママになっている島田仁美さん、元大手デパートの外商部で辣腕を振るっていた佐々木信子さんもオレの番組出演中に結婚した。
そして、東京漫才の副会長「おぼん・こぼん」のこぼんさんの娘で「ねばねば音頭」を歌う歌手の泉いずみさん。
フェリスの声楽科を卒業して、現在大学院に通いながらミュージカルスターを目指している吉田黎香さん。
彼女は、きっと大きく羽ばたくことになるのだろう。
「週刊女性」の荒木田範文記者にも出演していただいたし、オレが、台風で大阪から帰れなかったときには、パーソナリティもお願いした。
いまやフジテレビのワイドショー「グッディ」の顔にもなっている。
オレのホームページを立ち上げ続けてくれているアニメソングの作詞家・いのじょーさん。
進行表だけで進む番組を注文もつけずに付き合ってくれた鈴木ディレクター。
皆さんに感謝だ。
そして、最後の日と言う事で、毎週恒例の飲み会に花束を持って参加してくれた歌手「りんともシスターズ」のおふたり。
友人の村田陽一さんが幹事をしてくれてこの日は25人。
ただ、オレの思いとは違うんだよね。
毎週のように飲み会をしてきたけど、飲みたい人が来るだけでいい。
「来るもの拒まず」という精神だ。
だから来なくてもいい。
オレのために人を集められるのが嫌なのだ。
「オレのためじゃない。飲みたい人が集まる会」と言うのがオレの趣旨。
だから、とりあえず番組は終了したけれど、体勢を立て直して、飲み会だけは日にちを変えて続けたいな。
大江戸放送局・レインボータウンFMの小嶋映治社長も「近いうちにまた戻って番組を続けてくれることを願ってる」と言ってくれているし、歌謡曲・流行歌の好きなオレだから、少しでも歌手の皆さんに協力できればと考えている。
それと一番大きいのは、しゃべれる番組が無くなる寂しさかな。
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