たった1日の出演だったが、無事に「友情 秋桜のバラード」の岡野院長役を終えることが出来た。
「すばらしい院長でしたよ」
「人間味が溢れていた」と、お褒めの言葉を頂いた舞台。
オレもステキなお芝居の舞台に立てたことを誇りに思ったな。
白血病に苦しむ主演の吉川ひよりさんを友情で支える同級生たちが、髪の毛が抜けてしまった吉川さんを応援しようとみんなが丸坊主になってしまう。
お芝居を終えて楽屋に戻ってきた生徒役の誰もが、涙を流していたのにはビックリ。
こんな感動を与えられる出演者達がいる舞台。
オレもその舞台に立てたという栄光。
稽古にも行けず「周囲に迷惑をかけるかも」と思っていた舞台だったが、終ってしまうと続けてでたかったなと思ってしまった。
今日よりも明日、明日よりも明後日。
オレだって、日を重ねるうちにどんどん上手くなっていくと思う。
オレが演じた岡野院長は、今日はラジオパーソナリティで放送作家の杉紀彦さん、23日はボランティアプロジェクトリーダーの杉岡玲子さん、24日は全日本教職員連盟・委員長の岩野伸哉さん、25日が女優のえまおゆうさん、26日が明治大学副学長の牛尾奈緒美さんと浅草・ゴロゴロ会館で続く。
その後、つくば、横浜、練馬で30日までだ。
残念ながら、楽日まで観に行くチャンスが無い。
そして気が付いたことは、役者は凄いと言う事だ。
素人のオレを相手に、しっかりと間を持って付き合ってくれること。
オレひとりでは絶対に出来ない芝居だが、ちゃんと合わせてくれる。
新藤栄作さん、山本みどりさん、小川夏果さんには、ホントに感謝だ。
オレの芝居が褒められたのもこの3人がオレの芝居にしっかりと付き合ってくれたからだ。
そして、この作品をひとりでも多くに人に観て欲しいと思ったね。
オレの友人・知人も観に来てくれていて、特に隣の沢栗優さんは、3人のお嬢さんを連れて観にきてくれた。
「泣いてしまいました」と。
占い師の川口の和ちゃん、漫才師「おぼん・こぼん」のこぼんさんのお嬢さんで「ねばねば音頭」を歌う歌手・泉いづみさん、親友だったいまは亡き朝月広臣さんの奥さんで、プロダクション社長の千夏さん、女優・生田悦子さんの旦那の村田陽一さんと村田の会社の桜井丈晴さん。
女優の松原美穂さんに「ステキな舞台でした」といっていただいたのが嬉しいね。
松原さんは、今日から1ヶ月、中田喜子さん主演の舞台「芝桜」で、全国を廻るそうだ。
オレも年を取ったからリポーターから舞台俳優に転向(?)というのもいいかも。
でも、使ってくれる人いないね。
あ、先日、奥さんを骨髄ガンで亡くした佐藤蛾次郎さんのメーク鏡のまえに、笑顔で微笑む和子さんの写真が置いてあった。
舞台の内容と同じだけに、気になっていたが「役者は私生活を持ち込んじゃいけないんですよ」と、明るく振舞う蛾次郎さんにプロ根性を見たような気がしたが、心は淋しいに決まっているよね。
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