「ひょっこりひょうたん島」などの脚本や戯曲、エッセーなどで活躍した小説家・井上ひさしさんが、4月9日に肺がんで亡くなった。75歳だった。
東京・浅草「フランス座」で、ストリップの合間の台本を書き続けていた無名時代。
渥美清さんや萩本欽一さん、ビートたけしさんらの大スターも、井上さんの台本で世に出たといっても過言じゃない。
その井上さんの遺産をめぐって、早くも骨肉の争いが起こっているというのが寂しい。
井上さんにがんが見つかったのは、昨年の秋だった。
実は、そのときから、相続の問題は始まっていたというのだ。
井上さんには、前妻との間に3人のお嬢さんがいる。そして、奥さんに一人の男の子。まだ大学生だという。
井上さんと前妻が、“家庭内暴力”“不倫妻”と「ワイドショー」を賑わせて離婚したのは26年前だ。
当時、井上さんと「こまつ座」を旗揚げし、その責任者の一人として、西舘さんも働いていたが、離婚とともに、その仕事を長女が引き継ぐことになった。
彼女が社長で、昨年末まで運営されていたようだ。
しかし、その長女が、突然解任された。三女が引き継ぐことになったが、ここに骨肉の争いが生まれてしまったのだ。
井上家に親しい関係者は「ある団体が、井上さん家族に係わっていて、どうやら長女がいたのでは都合が悪かったらしい。思想の問題らしいですけど、彼女は外された。相続は、妻と長男と三女に渡るように、資金管理は団体が受け持つことになっているらしい。長女は、それに疑問を持って外された」という。
財産を残しちゃいけないという教訓が、井上家にもあったんだな。
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