北島三郎さんの「月夜酒」、水森かおりさんの「ひとり薩摩路」の作詞家・下地亜記子さんが、肺がんのために亡くなっていたことが明らかになった。
72歳だった。
亡くなったのは17日。
下地さんは、15年前に肺がんの一部を切除、6年前には間質性肺炎と診断されてもいたらしい。
昨年5月には、新しく肺がんが見つかり、医者からは「今年の余命」と宣告もされたそうだが、創作意欲を無くすことなく作品を作り上げてきた。
真木柚布子さんの昨年の曲「助六さん」も新曲「しぐれ坂」も下地さんの作品。
その下地さんの姿を、真木さんの「真木柚布子色のディナーショー」が行われた11月1日の東京・椿山荘で見ることが無かった。
忙しいんだろうなぐらいに考えていたが、病気と戦っていたんだ。
山口かおるさんの昨年の曲「アモーレ・ミオ」もしも持参の作詞だった。
ホントに多くの歌手に歌謡曲を書いてきた下地さん。
「アモーレ・ミオ」の作曲を担当した樋口義高さんに、山口さんのボーリング大会で「真木さんのディナーショーで挨拶できなくて。姿はお見かけしたんですが。そのときに下地先生がいらっしゃらないで。必ず歌手のイベントには顔を出す人なのに」と、言っていた言葉を思い出した。
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