いまは亡き友人の作曲家・朝津日広臣さんの最後の弟子で「赤いランナキュラス」を歌う野上こうじさんが、日曜日に生まれ故郷の埼玉・越谷「サンシティ」で、新年会をかねたファンの集いを開くという。
テレビ埼玉や千葉テレビで「火曜最前線」という音楽のレギュラー番組を始めてもう15年にはなるのかな。
ジワジワファンが増えてきている現状だ。
前々作「黒いサルビア」は、有線演歌ランキングの1位になったと「週刊女性」に大々的の報じられた。
朝月さんの門を叩いて20年以上、「北運河」でメジャーデビュー。
「歌が下手なんだけど、味があるんだ。なんと無からないかな」と、行っていた朝月さんだったが、今の彼の歌を聞いたら“あの世”で喜んでいると思う。
この朝月さんは 、あの演歌姫・都はるみさんの元のご主人。
ふたりが同棲時代から知っていたオレは、ふたりが内緒でグアム島で挙式したときまで秘密を守った。
熱海や赤坂で歌って飲んだ数々の思いでもあるが、ふたりは離婚することになった。
オレは「あさやん」と呼んで、彼の一番の親友だったと思う。
そして、すい臓がんで亡くなってしまうのだが、その最期を見届けたのが野上さんだった。
さんは嫌だから君で書くけど、ガン末期で帰りたいという「あさやん」を背負って自宅に帰ったことも数多かった。
息子のように兄弟のように「あさやん」を見守ってくれた最期の弟子。
「アカシアの咲く街札幌」
「すべてに感謝」
「紫の薔薇」と、新曲を発売するたび、確実に歌が上手くなっていく、野上君を「あさやん」は、本 とのうれしそうだった。
CDが売れない歌謡界だが、オレは、ホントに何とかして欲しいと思っている歌手だ。
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