上野駅から柏までの常磐線。
南千住駅の手前の左側に長蛇の列。
お寺らしい。
午前11時を回っているのに開門していない。
気になったから、すぐにスマホで調べた。
「小塚原回向院」というお寺だった。
何で開門前に、あんなに人が並んでいたのだろうか。
何かイベントがあったのだろうか。
その辺は分からないが、このお寺は、日本の3大処刑場として有名な場所だと言う。
江戸時代、大和田刑場、鈴が森刑場と並んで小塚原があったという。
漫画「あしたのジョー」で描かれた“泪橋”の北にあって、両国の回向院の別院だったことも。
ネットには「小塚原刑場での死体は丁寧に埋葬され無かったため、夏になると周囲に臭気が充満、野犬やイタチの類が食い散らかして 地獄のような様相だった。
この有様を見た墨田区の回向院の住職が、刑死者を供養するため創建したのが常行堂で、その後、小塚原回向院となり処刑された罪人を葬った。
そして現在、小塚原刑場跡地には、小塚原回向院から分院独立した『延命寺』があり、罪人を供養するために寛保元年に造立された“首切地蔵”が安置されている」と、記されていた。
江戸時代“泪橋”で最後の別れをして“延命寺”の小塚原刑場で処刑され“回向院”で埋葬・供養されるたという暗い過去の歴史。
東京・荒川区指定記念物(史跡)小塚原刑場跡として文化財になっているそうだ。
井伊直弼による“安政の大獄”で処刑された有名人たちが眠っている。
明治維新の指導者・吉田松陰、開国推進派の橋本佐内、幕末の思想家・頼三 樹三郎ら。
幕末の貴重な歴史が残されていて、歴史ファンには貴重な寺院らしい。
オレは、歴史ファンじゃないけど、見に行くか価値は、大いにありそうだ。
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