大阪の「ミヤネ屋」のスタジオで、押尾学被告(32)の判決を聞いた。
合成麻薬MDMAを一緒に飲んで、亡くなった元銀座ホステス・田中香織さん(当時30)の保護責任者遺棄致死罪など4つの罪に問われていた押尾被告に、東京地裁は懲役2年6ヶ月の判決を言い渡した。
思わず「えっ」と思ったね。
検察側の求刑は、懲役6年だったからだ。
オレは、むしろ裁判員裁判で刑期が伸びると考えていた。
長ければ2年、短くても半年は加えられ、刑期は長くなると考えていた。
昨年11月、麻薬取締法違反罪(使用)で懲役1年6ヶ月、執行猶予5年の刑を受けているから、合算されて4年の刑。
それに未決拘留日を引いたら、2年で出所できることになる。
ただし、まじめに勤め上げると言う条件付だが。
しかし、この判決に不満だった押尾被告は、即控。
これが正しい判断だったのか。
地裁は、19人の証人の証言をほぼ認める判決だった。
唯一つ、最初から難しいと言われた「致死罪」については、認められず「遺棄罪」までになった。
だから、「遺棄罪」の、最長の刑は5年。
その半分が課せられたわけだ。
死亡推定時間が特定できず、田中さんの容態の変化から死亡時間までの推定時間が、検察側と弁護側の医師の判断が違っていた。
説得力があったのは田中さんの体内の血中濃度が、致死量を越えていたと証言した弁護側の医師の発言だった。
そして、裁判員にとって一番大きかったのは、田中さんの交友 関係だったのかも知れない。
メディア的には表面に出ていないが、彼女の私生活。
MDMAが手に入りやすい環境で、常用していたという証言。
医師の致死量を越えた血中濃度ということも背景にはある。
押尾被告の部屋に行ったときには、すでに飲んでいた可能性も。
それなのに押尾被告が差し出したMDMAも飲んでしまったこ と。
裁判員の一人が「(公判中)居酒屋に行ったが、周囲の人が違うこと行ってるなあ、と思った。(押尾被告が)極悪人みたいな扱いだった」と、話している。
メディアが報じなかったことを裁判の中で知った裁判員たちの結論だったのだろう。
判決とは別に、オレは、押尾被告の保身に走った人間性が嫌だったね。
この判決を聞くまでもなく、芸能界に未練を持っていた押尾被告が、芸能界に戻ってこられる場所はないと思うね。
彼が演じてきたかっこよくて男らしいキャラクターは全て消え、往生際が悪く、他人に罪を擦り付ける情けない男になってしまった。
週明けに、保釈申請をするそうだが、刑が確定しただけに認められる可能性は大きい。
又、押尾被告の取材合戦が始まる。
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