車の車載電話を持ってから24年、携帯が大きく様変わりして、いまは誰でも持っているし、持っていない人が少ない。
かつては、銀座4丁目の交差点で、電話をかけながら歩いているのはオレぐらいで、優越感を感じたこともあった。
最近は、自分の身の回りから携帯電話がないと恐怖になってしまう。
自宅に置き忘れたときは、必ず取りに帰る。
この日は、目的地につくまで、携帯を忘れたことに気がつかなかった。
日曜日の昼。江戸川区船堀で「船堀映画祭」が行われていた。
オレの友人が超々低予算で作り上げた映画「商店街☆行進曲」が、掛けられるという。
美空ひばりさん、江利チエミさん、雪村いずみさんの「三人よれば」の次に売れているという。
プロデューサー兼出演者の上野淳さんは「雪村さんが出演するから、映画の上映に人気が集まっていますし、僕の映画も席が取れないほど売れてしまってます」と。
その映画祭の舞台挨拶に付き合うことになっていた。
オレも声の出演をしている。
今年の夏に公開された「君が踊る 夏」の制作費の50分の一ぐらいじゃない、といったら上野さんは「泣けるのはウチの映画のほうが。感動してもらってます」だって。
で、自宅に携帯を忘れたまま、舞台挨拶の後、大阪に向かった。
電話番号などデータは、全て携帯の中だ。
「掛けるだけならどうぞ」と、レインボータウンFMの小嶋社長に、携帯を借り、大阪に向かったが、相手先のナンバーが分からなきゃ掛けようがない。
翌日、夜中に自宅に戻るまで、携帯は無し。
こんなに長く手から離れたことがなかった。
恐怖の40時間。
留守電もメールもいやというほど入っていた。
掛けてくれた人には申し訳ありませんでした。
これからは寝るときも首から提げておこうかな。
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