馬が走るから何が起こるかわからないのが競馬だ。
馬と話ができるわけじゃないし、体調だって、気持ちだって分からない。
だから周りから見て毛ヅヤがいいとか、踏み込みが深い、腹回りがすっきり見える、
調教が良かったなんて事で馬券を買う。
誰かが、先頭を走っている馬に傷害を加えるなんて考えてもいない。
ところが、そんな場面になってしまった。
オグリキャップが育った岐阜の笠松競馬場で、信じられない珍事が起きた。
5頭立ての第3レース。競走馬が、残り200メートルの直線に向かったときに、馬の前に2台のトラクターが走っていたのだ。
ジョッキーだってビックりだろう。
かってそんな話は聞いたことがない。
先頭を切っていたフサイ チフウジンは外に回ってトラクターを回避、先頭でゴールを駆け抜けた。
他の馬たちも上手にトラクターをよけて無事ゴール。
しかし、レースとしては不成立。
当然だけど、当たり馬券を持っていた人に、元金を返却と言うのはおかしいんじゃないのかな。
レースが成立しなかったのは競馬場の問題だ。
もし、これが、入場人員433人という数じゃなくて、大井競馬場だったり川崎競馬場だったりしたら暴動になっていたかもね。
まして、JRAのように何万人も入っていたら。
で、どうしてこんなことが起きたかといえば、そのレースはダート1800メートルで行われた。
一周1100メートルの笠松では、4コーナーを2回廻ることになる。
競馬場は「向こう正面からスタートを切る800メートル戦と間違えて、4コーナーを廻ったからレースが終わったと判断し運転手がトラクターでコースの均しに入ってしまった」という。
「2度とこのようなことがないように務めたい」と、平謝りしていたが、当たり馬券だけは、競馬場も損を覚悟で払い戻してあげればいいのにと思ったね。
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