この日のゲストは「北国の赤い花」だ好調な歌手・藤原浩さんだ。
引っ込み思案だった彼が、歌手になったのは、大作曲家・遠藤実さんにスカウトされたからだ。
トラックの運転手をしていた時代、カラオケオーディションで遠藤先生から7段の実力を認められた。
「生活は面倒見るから東京に出ておいで」と誘われた。
しかし、母の病気、幼い妹の学費と言うことで、歌手になることを諦めるしかなかった。
彼の優しさは、こんな一面があったからだろうな。
30歳に手が届くころに、妹は結婚した。
母の面倒も見てもらえると言う思いで、遠藤さんの門を叩く。
あれから10年近くたっていた。
「もう遅い、無理だね、と言う感じでした」。
通い続けて内弟子になることが出来た。
一節太郎さん、千昌夫さんに次いで3番目の内弟子。
遠藤さんはこのあと一人も内弟子を取っていない。
彼が最後だ。
デビュー18年。
遠藤さんが眠る田無のお寺「総持寺」のそばに住み、遠藤さんを守り続けている彼が、今年大きく花開くことを遠藤さんも願っているんだろうな。
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