俳優・香川照之さんの歌舞伎入門は、マスコミに好意的に取り上げられているが、市川猿之助さんが続けてきた「血筋、家柄に関係ない歌舞伎」を壊してしまった。
9代目市川団十郎の弟子が出発家系の猿之助さんは、歌舞伎の世界の大名跡ではなかった。
それを一代で大名跡のした功労者だ。
元妻、藤間紫さんが、勧進元の松竹に掛け合って興行ができた。
スーパー歌舞伎の原点だ。
国立劇場の養成所出身の役者を多用し、スーパー歌舞伎を続けてきた。
右近さん、笑也さんらだ。
彼らは、猿之助さんの後を次いで守っていこうとしていた中に、突然、香川さんが「この船に乗らないわけには行かない」と、入り込んできたのだ。
それも猿之助さんの意志ではなく、猿之助さんの恋人といわれるFさんのアドバイスだ。
香川さん自身も「中に入ってくれる人がいて」と、答えていた。
それにしても後ろ盾がなくなった右近さんらは何もいえない。
彼らが批判すれば、歌舞伎界から去らなければならない状況になるぐらい知っている。
右近さんらは、紫さんに心酔し、猿之助さんを尊敬して歌舞伎の世界で戦ってきた。
それを考えると気の毒でならない。
歌舞伎に全く関係がないFさんが、猿之助さんを動かし、香川さんを巻き込んで作り上げた来年6月の襲名・追善興行。
紫さん関係者排除という匂いがする。
贔屓も習い事も習慣も知らない香川さんの奥さんが、6月までに、すべてを覚えて、新橋演舞場の玄関に立つ。
無理な話だ。
教えてくれる人がいるとしたら猿之助さんの弟・市川段四郎さんの妻だけだ。
香川夫人が、完璧に出来ないと歌舞伎役者のほかの妻たちから白い目で見られる。
耐えられないだろう。
息子・團子が、一人前になる頃ならば、夫人も覚えられたのに。
香川さんの舞台までには間に合わない。
どこかで、猿之助一座に狂いが生じてしまった。
紫さん亡き後、恋に溺れた猿之助さんが、原因かもね。
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